交通部交通機動隊に所属し、スピード違反や駐禁などの交通違反を取り締まる白バイ隊員。
憧れの職業の一つである職業ですが、どのようになれるのでしょうか。白バイ隊員のなり方について解説します。
事前に大型二輪の免許が必要
白バイ隊員を目指すなら事前に大型二輪の免許をとっておき、バイクに乗り慣れて、運転技術を磨いておく必要があります。
警察学校中は免許の取得はできません。警察官になっても覚えることが多く、それどころではないかもしれません。しかし、白バイ隊員になるには最低でも大型二輪の免許が必要です。
白バイ隊員になるまで
警察採用試験を受験します。合格すると警察学校に入学し、一定期間教育を受けた後、県内の各警察署の交番に配属。
その後、交通課に配属後、本人の希望や経験を考慮して、上司から推薦状を得られれば、基本訓練に参加し選抜されます。
推薦を得るためには、アピールが必要です。上司や交通課に自分の仕事ぶりをアピールしなければなりません。テキパキ仕事をこなしていきましょう。
白バイ専科に入校し、白バイ隊員として大型バイクを操るための体力や、安全に走行できるための基本を学びます。
専科を通じて白バイ隊員としての適性も判断されるので、白バイ専科に入れれば白バイ隊員になれるわけではありません。
各警察本部の白バイ隊員は30~50名程度と多くないため、厳しい競争を勝ち抜かなければならないといえます。大型二輪の免許を取得しバイクの乗り慣れる必要があるといったのはこのためです。近年では女性の白バイ隊員も増えており、全国に100名を超える女性隊員が活躍中です。
白バイ隊員になった後
交通機動隊員として配属されても、白バイとして活躍するためにはより高い知識・技能が求められます。配属後、3ヵ月ほどかけてさらに高いレベルの訓練を受け、白バイを手足のように扱えるまで、技能の習得に励みます。
一通りの訓練を受けた後は、先輩隊員と現場に出て、違反の見極め方や違反者の対応について学びますが、一人前になるには3年かかるといわれており、運転技術や道路交通法、判断力などを身につけるのが必要です。
白バイ隊員の給与・勤務形態
一般の警察官と同等ですが、白バイ隊員にはパトロールに伴う勤務手当が支給されます。警察官自体、他の公務員に比べ優遇されています。
勤務形態も同様で、完全週休二日制の8時間勤務です。年次休暇のほか結婚・病気の特別休暇があります。