悪者のイメージが定着したオートバイ
空前のバイクブームが訪れたのは、1980年初頭の頃でピークは1982年でした。
当時をよく知る方は、もはや熟年世代になってしまいましたが、ここ最近の国内バイク売上の約10倍といいますから、どれだけ凄かったのか、想像がつくのではないでしょうか。
同時に、この時代に生まれたのが、名車と呼ばれるバイクたちです。っ
漫画やアニメの題材にされることも多く、若い男性を中心にバイクはあこがれの的でした。
しかし一方で、暴走族や走り屋が生まれたのもこの時代でした。
度重なる暴走行為や改造車の問題など、社会問題にもなり、バイクに乗っているだけで、不良のレッテルを張られるほどでした。
また、高校生に対し、バイクの免許を取らせないという動きもありました。
バイク好きのあこがれの仕事
良し悪しは別として、この時代の男性たちは、バイクに対して圧倒的な憧れをいだいていました。
純粋にバイクを愛する人も、改造車で暴走行為に働く人も、共通するのはバイクが好きだという点でした。
こうしたバイクブームのさなか、バイク好きのあこがれの職業として、バイク整備士が筆頭に挙げられます。
バイク整備士は、華やかな仕事とは言えませんが、レースなどにおけるメカニックとして、陰の立役者的な存在です。
バイクの豊富な知識や見識はもちろんのこと、技術的なテクニックなど、若い男性のあこがれの職業として、バイク整備士は絶大な人気を誇りました。
バイク整備士の基本的な仕事のスケジュール
よく言われていることに、趣味が高じて仕事になったなどといいますが、逆に趣味を仕事にしてしまうと、つまらなくなるともいいます。
しかし、ことバイク整備士に関しては例外的に、趣味もバイクという方がほとんどといってもよいでしょう。
実際、バイクショップを営みながら、家族や仲間たちと、レースに参加することもよく見る風景です。
バイク整備士たちの、基本的な仕事のスケジュールは、勤め先やビジネススタイルによって変わってきます。
そこで、一般的なバイクショップのスケジュールを、ご紹介しておきましょう。
午前中は、基本的に事務仕事で、昼食をはさんで午後からは、バイクの販売や整備を行います。
もちろん、スタッフのミーティングも欠かさず、お客さまの対応を行います。
バイク整備士になる為には
バイク整備士に向いている方は、とにかく機械いじりが好きで、バイクが大好きだという方です。
仕事そのものが、楽しさややりがいがありますので、自然光やる気があふれてくるのは当然と言えるでしょう。
バイク整備士になる為には、工業系の高校に進学するか、整備士の専門学校に入学するのが一番の近道です。
バイク整備士には2級と3級があり、ともに国家試験に合格する必要があります。
バイクの整備士は、現在のところに2級整備士が最上位となっています。整備費の試験は、学科だけではありません。
実技試験も行われるため、現場で通年経験してから、整備士の試験を受けるのが一般的となっています。