ウーバーイーツの概要
都心を中心に、最近では「Uber Eats」のロゴをまとい、配送している自転車やバイクなどを見かけることが多くなりました。
ウーバーイーツは、アメリカのオンラインフード注文 OR 配達プラットフォームを主な事業としている会社です。
拠点はサンフランシスコで、2014年に起業したばかりなので、地方にお住まい方はあまりご存じないかもしれません。
現在、ウーバーイーツは、全国展開しており、インターネットに対応したアプリを用いて、対応する飲食店に出前を注文できるシステムです。
ウーバーイーツでは、配達員のことを「配達パートナー」と位置付け、個人事業主として、ウーバーイーツの仕事を請け負う形で、現在人気の高いアルバイトの一つとなっています。
問われる配送業務のモラル
ウーバーイーツのシステムは、これまで日本にはなかった特異なもので、注文が発生すれば、スマホなどから配達員に対して、配送を促す注文がダイレクトに送られます。
また、形式上ウーバーイーツのアルバイトや社員などではなく、請負事業者という形をとってるのも特殊な例と言えるでしょう。
しかし逆に、こうしたシステムが、日本国内では様々な弊害を起こしていることも事実です。
これまで、ウーバーイーツ関連の不祥事や問題が、かなり発生しており、ニュースなどでも問題定義がなされています。
例えば、配達員が事故にあっても補償がない、路上を自転車で滑走し、歩行者の危険性があるなど、配達員のマナーや労働条件に、難があるとされています。
現在では、労働組合「ウーバーイーツユニオン」が設立されており、諸問題の解決に当たっています。
ウーバーイーツを始めるには
ウーバーイーツが、アルバイトとして受けている背景には、アプリをオンラインにしておくだけで、いつでも自由に働けるところにあります。
例えば、週単位で働くことも可能で、好きな場所で自由な時間帯を選ぶこともできます。
雨や雪が降れば、休業することもできますので、このような自由な風潮が「ウバ活」そして受けています。
ウーバーイーツを始める条件は、18歳以上であれば国籍も不問です。
登録に必要なものは、写真付きの身分証/125cc以下のバイクまたは、事業用車の軽貨物車両か緑ナンバーバイクのいずれかの車両の登録が必要です。
また、配達用の保温バッグ、スマートフォンやタブレットとパートナー用アプリを、インストールする必要があります。
軽貨物運送事業届が必要なの ?
ウーバーイーツの配達パートナーは、自由に働き報酬を得ることができるのが魅力となっています。
ただし、前述したように、配達パートナーは個人事業主となるため、軽貨物運送事業届が必要となってきます。
ただし、軽自動車や125ccを超えるバイクは必要ですが、原付や原付二種の場合は、届け出を行う必要はありません。
これは、軽貨物運送事業法に定められているもので、規定により原付や原付二種の場合は、軽貨物運送事業届が必要ないのです。
もちろん、自転車も同様、届け出は必要がありません。
軽貨物運送事業届を行わなかった場合、法律違反になるばかりか、ウーバーイーツからも処分が下されます。