オートレーサーになるには

メンテナンス

オートレーサーとはバイクにまたがりオートレース場を走るプロレーサーのことです。
競馬や競艇と同じく公営ギャンブルのひとつである、オートレースは全国のオートレース場でレースが行われています。

オートレーサーのなり方

オートレーサーになるには養成所に入る必要があります。養成所に入るには16歳以上で裸眼視力が0.6以上、体重60kg以下などの受験資格を満たし、2次まである選抜試験に合格しなければなりません。体重については特例としてバイクやモトクロスの実績があれば65kgに変更される特別措置が設けられています。
オートレース公式サイトで応募数や合格者数が公表されますが、倍率は15~40倍とかなりの難関試験です。
以前は年齢制限や性別による制限がありましたが、それらが撤廃され女性でもオートレーサーになれるようになりました。
試験の内容は1次試験が適性検査、2次試験が面接や身体、体力、技能、走行検査となっています。
試験合格後は、全寮制の養成所で9か月間オートレースについて学びます。体力トレーニングや実践レースなどを経験しオートレーサーとしての能力を養成していくのです。
訓練期間中に限界を感じ辞める人がいるほど厳しいものです。

養成所の費用

受験を合格し、養成所に入所となりますが、入所にはさまざまな諸費用が発生します。総額120万円ほど必要といわれ、かなりの高額ですが、オートレーサーになって活躍できればすぐに戻ってくる金額ではあります。

オートレーサーの年収と選手寿命

オートレーサーは体力よりも技術力が重要のため、選手寿命は他のスポーツと比べかなり長く現役期間が30~40年となります。
ただし、事故による殉職や落車による後遺症で若くして去っていく選手も少なからずいます。また、成績下位の選手登録を強制的に抹消するシステムもあるため、生き残りに必死な世界です。
その分、平均年収は1400万円とかなりの高額ですが、マシンや装備の費用は選手の持出になります。バイクは1台100万円以上、タイヤも1本数千円と高額なものばかりです。
トップレーサーになるとバイクが500万円にもなるのだとか。そのため、成績の乏しくない選手はオートレースだけでは生計が立てられないため、レースのない日はアルバイトをしています。

トップレーサーとそうでないレーサーに格差があるのはどのプロスポーツにもいえることです。オートレーサーになれたとしても常に競争が待っています。

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