年末の大一番のスーパースター王座決定戦

オートレースのスーパースター王座決定戦とは

「スーパースター王座決定戦」とは、オートレース界で最も大きなレースの1つです。
その年に行われたSGレース優勝者や地区競走成績第1位の選手、特別GIプレミアムカップ優勝戦得点上位者から16人が参加資格を得ることができます。
16人でトライアルを行い、そのうちの上位8人で決勝を行います。

年末に行われるレースで、その年に活躍したスター選手の頂点を決める最終決戦という位置づけがされています。
日本のトップクラスのレーサーが集結するスーパースター王座決定戦で優勝することは、オートレーサーにとっては大きな名誉です。
2022年大会の賞金は3100万円でした。

全国のオートレースファンがレース会場に集まるので、様々なイベントや催されます。
これまでのスーパースター王座決定戦では、人気お笑いコンビのお笑いライブや、タレントによるトークショー、チャリティー活動などが行われてきました。

スーパースター王座決定戦の歴史

スーパースター王座決定戦の第1回目は、1987年の3月31日に行われました。
現在では年末の風物詩として知られていますが、当初は1月から3月の年始に行われることがほとんどでした。
12月末に行われるようになったのは2004年からで、2008年大会から12月31日大晦日に固定されました。

1994年大会までは予選が無く、選ばれた8名の選手が1回レースを行うだけのイベントでした。
1995年からスーパーグレード(SG)が導入されたため、出場選手が16名に増え、大会に予選が設けられました。
しかし2001年にポイント制が導入され、再度8名による1回のみのレースになります。
その後2004年の第19回レースではシステムが大きく改良され、16名によるトライアルと8名による決勝という現在の形に落ち着きました。

2019年には佐藤摩弥選手が女性初となるトライアル出場および決勝進出を果たし、オートレース界の盛り上がりに貢献しました。
なお、同年に新設された女子レーサーのみによって行われる「スーパースターガールズ王座決定戦」も、オートレース界の年末の定番イベントとなってきています。

2022年のスーパースター王座決定戦の結果

2022年のスーパースター王座決定戦では、鈴木圭一郎選手が優勝し、過去最高額の3100万円の賞金を手にしました。
6年ぶり2度目の優勝で、見事な王座奪還を見せています。
1994年生まれとかなりの若手レーサーで、平均年齢43歳のオートレーサー界ではまだまだ活躍が期待できるでしょう。
2位は有吉辰也、3位は松尾啓史、大会連覇を狙った青山周平は4位に終わっています。

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